茨木の野鳥たち 2 |
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台風の接近に伴い、雨も降り始めた。一日中ヒマなので、一昨日(9/28)アップした「メボソムシクイの地鳴き・・・その2」に追記した(昨日)後を受けて、そのへんの鳥さんのことを調べてみた。
初めに、9月28日に録音したオオムシクイ(2羽)と思われる地鳴き・・・ 次にその声紋・・・上下2段の帯になっているが、下は虫の鳴き声・・・ 6 & 7kHzあたりを中心に縦長の帯域を持つ鳴き声である。 比較用に、春の渡り時のメボソムシクイの声紋・・・音源はこちら・・・ 素人考えなので、本当にオオムシクイなのかどうかは分からないが、タグはオオムシクイにしておく。音声に関しては9月28日にアップしたものの方が分かりやすい。 ところで、コムシクイ(Phylloscopus borealis - Arctic Warbler)の鳴き声が知りたくて、海外のサイトを調べてみた。検索してみると、こちらにどっさりあった。秋の渡り時に少数、渡っているそうだが、こんな地鳴きだとたぶん分からないだろう。 日本の図鑑類を見てみると、メボソムシクイに上記の学名 - 英名が付いている。また、その分布図で、シベリア一体が繁殖域として塗られているが、これはコムシクイのものと思われる。そんなことも、今回の改訂で変わるのだろう。ちなみに・・・ メボソムシクイはPhylloscopus xanthodryas - Japanese Leaf Warbler オオムシクイはPhylloscopus examinandus - Kamchatka Leaf Warbler ・・・とこちらのサイトで教わった。どちらも限られた地域の鳥・・・という感じである。 そのままコメボソムシクイでも、何ならカムチャッカメボソムシクイ(長すぎるか)でも良さそうなものだが、オオムシクイという名が過去に付けられていたようで、そうもいかないのだろう。 More #
by fssk2
| 2012-09-30 14:56
| 鳴き声
久しぶりにいつものお山をのぞいてきた。鳥さんの姿はほとんどない。いたのはコサメビタキ1、キビタキ声2、メボソムシクイ声4、ヤブサメ声1、カケス、渡りのハチクマ1、低空を羽ばたきながら飛び去った不明タカ1・・・
今日もメボソムシクイの録音をしたが、状態の良い以前のものを使う。 <9/29 追記> 何も考えずに、「メボソムシクイの地鳴き」としてアップしたが、ちょっと待てよ・・・と思い、声紋をとってみた。 さえずりが聞かれる春の渡り時なら未だしも、秋はこの2つの声を区別するのは難しい。しかし、メボソムシクイとオオムシクイが独立した種であるならば、とりあえず「メボソムシクイの地鳴き」としておけば、どちらであろうと正解だったこれまでのようにはいかない。 帰りに山の中腹、タカの渡りの本通り付近で3時間ほど見てみた。昼前に100羽ほどの群れが舞った。がしかし、遠い・・・ゴマ粒ほどにしか見えなかった。 #
by fssk2
| 2012-09-28 16:37
| 鳴き声
最近は、ほぼ鳴き声だけのお付き合いになったムシクイ類・・・あちこちのサイトを巡って、お勉強をしてみた。その中で面白いと思ったのは、野鳥の鳴き声の声紋・・・メボソムシクイの声紋がアップされていて、それを真似てみた。
メボソムシクイの声紋・・・鳴き声が見える。 旧ブログにアップしているメボソムシクイとコメボソムシクイの鳴き声の声紋を採ってみた。 (亜種)メボソムシクイ (亜種)コメボソムシクイ 地鳴きの「ジッ」あるいは「ジジッ」はコメボソの方が周波数は高め・・・聞き比べてみると、鋭く、硬質な感じがする。 ところで、(亜種)コメボソムシクイは繁殖地のロシア・シベリアでは「ジジジジ・・・・」とか「ジリジリジリジリ・・・・」とさえずるそうだ。まるで違う。そこで、この「チョチョリ チョチョリ」と鳴くのは(亜種)オオムシクイなのでは・・・というのが最近の研究の成果なのだそうだ。そのうち名前が変わるかもしれないが、それまではコメボソで・・・ #
by fssk2
| 2011-10-11 23:15
| 山野の野鳥
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